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玉越アカデミー特別編

 スパーストライク新機種について 後編


スーパーストライク・ニューバージョン
<FO−56 & FO−56M>

 FO−60より少し遅れて開発がスタートした5フィート6インチバージョン。ストライクには既に5フィート5インチのロットが2本存在しています。

 一つはFO−55L、ワンアンドハーフでバット部分にパワーを持たせる為にグラスとカーボンのコンポジットを採用し、ティップはグラス100%で仕上げてあります。少し太め(重め)のティップセクションがキャスト時にプラグを遠くへ運び、コンポジットのバットパワーで魚を止める。そんなイメージです。全体のバランスはキヤスト時に少し先重りに感じると思います。

もう一つの5フィート5インチバージョンは、ウォータースパイダーシリーズのWS−55TM

実はこのロッド、

「FO−55Lをワンピースにしたロッド」

というのが開発のコンセプトでした。

 そしてフローターでの釣りを考慮して使えるルアーウエイトの幅をもたせたのです。


上から、FO-56M、WS-55TM、FO-55L。
それぞれコンセプトが異なる
 一方、FO−56MとFO−56はFO−60のショートバージョンですから、両者は開発の基本ベースが違います。テーパーデザインが違うのです。

 FO−60の5フィート6インチバージョンと言ってもただ短くすれば良いと言うわけには行きません。

 ブランク部分の長さが短くなると言うことはプラグを操る為に重要なベリー部分の長さも短くなり、一方魚をいなすパワーを持つバット部分の長さも確保しなければなりません。

上がFO-56M、下がFO-55L。
ですから単純に短くするとプラグの操作性に違和感を感じたり、先調子っぽいロッドになったりします。

 まず、ベースになる1本を作り、プラグを操った時にベリーに乗ってくる感覚に拘って数種類のサンプルを作成したのです。

 軽くて抜けの良く、キャスティングのフィーリングが気持ち良いロッドもありましたが、プラグを操作するとベリーに乗ってこないのです。
 これでは、プラグに柔らかい動きを演出しずらいし、ティップだけでアクションを付けている感じになるので不採用。

 また、数ヶ月にわたりテストを依頼したN君の意見も取り入れて、2種類にした方が結果的に良いロッドが出来ると判断しました。
 どういう事かと言うと、もう少し重いプラグを使いたい時にFO−60ほどの許容範囲が無いのです(長さから来る問題?)。そこで、1本は18gから1オンスぐらいのルアーがベストマッチする強めのロッドにしました。

 これがFO−56Mです。

次世代「FO」 トップウォーターマグナム FO-56M

 ですから、ヘドンなどを中心に使う人にオススメ。
 とはいえ、強めと言っても今のバスロッドみたいな調子ではなくあくまでもFO−60の流れを踏襲したアクションですのでご安心ください。

 もう1本は、ハトリーズに代表される10〜14g前後がベストマッチするロッドです。あくまでも、プラグを綺麗に柔らかく動かすことが出来るように少しパワーを落としてベリーに乗りやすくするようにデザインしました。

 これがFO−56です。

 テストが長引いて発売が少し遅れてしまいましたが、OKを出すまで時間が掛かったのは、モノ作りに対する、またサーフェスゲームに対する私たちの拘りのせいかも知れません。

 また今回採用しているスレッドパターンとカラーは、1940年代のヘドンのロッドから踏襲させてもらいました。何時かこのパターンを実現したいと思っていた私の思いを新生FOでようやく実現できました。

 ロッドの好みは10人10色と言われるほど評価は人によってさまざまです。皆さんがどんな感想を持ち、どう評価してくれるか楽しみにしています。

 発売 2015年6月


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